一体感をかもしだす"時間差手遊び"

息をあわせ一体感を、失敗をサカナにわき上がる笑い

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介護予防

★世話人で4人組が作れない場合は、お年寄りを加え、見本を演じます。
★対角線状に座った2組のペアが、それぞれイラスト2と同じリズム、動作で手合わせをします。ただし、2つのペアの手がぶつからないように、下記のように時間差をつけて行います。
★aさんbさんペアは、イラスト2とまったく同じで、膝→拍手→右手あわせ→左手あわせ、という順で手合わせをくりかえします。
★cさんdさんペアは、最初の1拍子目でお互いの右手をあわせる(イラスト2の3拍子目の動作)→2拍子目で左手をあわせる(イラスト2の4拍子目の動作)→3拍子目で両手で膝をたたく(イラスト2の1拍子目の動作)→4拍子目で胸の前で拍手(イラスト2の2拍子目の動作)、という順で手合わせを繰り返します。
★成功よりも失敗こそ笑いと一体感を産み出す源泉。この場面で上手くできるように練習を繰り返すのではなく、原則をお年寄りが理解したら、すぐに次の展開に移ります。

3.ゆったりした4拍子の曲を歌いながら、4人組で時間差手遊びを楽しみます。
★世話人は、お年寄りと一緒に歌を歌いながら、4人組の間を巡回します。
★2ペアが全く同じ動作になって手がぶつかり合ってしまう、などの場面を見たら、笑顔で「息をあわせすぎてもいけないんですね。

かねあいが難しい」など失敗をしてしまったお年寄りのプレッシャーを取り除くような言葉がけを心がけます。
★いったん中断して、上手くできた4人組の実演をみんなで見るなど、だらだらと続けるのではなくメリハリをつけることもお勧めです。
★いきなり歌を歌うことが難しい場合は、掛け声(1、2、3、4)や、用意した音楽をかけても結構です。

こんな風に使ってみたらどうでしょう

夏休みは、ボランティア体験等を行う地域の子どもたちがいきがいデイサービスなどに訪れることも少なくありません。初対面のお年寄りと子どもの垣根を取り外し、自然に交流を深める第一歩として、まず最初に楽しむ。お年寄りと子どもが一緒に楽しめる"時間差手遊び"は、こんな場面にピッタリの遊びです。

遊びの一口メモ

"時間差手遊び"は、多くのお年寄りが子どもの頃に楽しんだ手合わせ遊びがもとになっています。手の合わせ方、口ずさんだ歌は、お年寄りの出身地、年齢によって様々。お茶のみの時間などに、この遊びをサカナにおしゃべりを楽しむ。そこで話題にのぼった子どもの頃に楽しんだ様々な遊び(伝承遊び)を生きがいデイサービスのプログラムとして取り上げていく。こんな広がりも期待できます。

あそびの概要・準備

息をあわせ遊びを楽しむことで、お年寄り同士の親密感がいっそう高まります。上手くできなくても、逆にそれが笑いを誘い、自然に仲間同士の距離を縮める。そんな遊びです。運動不足になりがちな梅雨時にもピッタリの遊びです。

進め方とコツ

1.両手を楽に伸ばして、手の平を合わせることができる距離に2人一組で向かい合って座ります(椅子でも座布団でも可)。前で見本を見せる世話人(指導員、ボランティア等=読者の皆さん)の動作を見ながら、基本リズムと動作で手合わせを楽しみます。
★基本のリズムは4拍子。1拍子目は両手で自分の膝をたたく→2拍子目は胸の前で拍手(1回)→3拍子目はお互いの右手を前に出しながら手の平をあわせる→4拍子目は左の手の平をあわせる(イラスト参照)。
★ゆっくりとリズムを数えながら大きな動作で手合わせの見本を見せます。お年寄りが迷わなくなるまでじっくりと練習します。

2.2人一組が集まって4人組をつくり座ります。見本を見ながら、4人組での時間差手遊びの楽しみ方を身に付けます。